ベランダ菜園のつくり方 by トゥイ・ダオさん

思わず引き込まれる映画のようなイントロです。
このバルコニー菜園の動画は、YoutubeなどSNSで世界的に人気を集めるドイツ在住ベトナム人女性、トゥイ・ダオさんの作品。

ダオさんがわずか8㎡のバルコニーに本格的な菜園を作ろうと決心したのは、コロナ感染拡大が本格的に長期化した昨年初夏のこと。
自宅バルコニーのスペースを測ってレイアウトや栽培計画などのプランを練り、プランターとなる木製の棚(レイズド・ベッドといいます)を自作したりと用意周到、綿密そのものです。

野菜の栽培も収穫も見事なもので、その種類、出来栄えに圧倒されます。

映像のクオリティ、構成が素晴らしいので、見とれて12分間あっという間に見終わってしまいます。

#11 Growing a Small Vegetable Garden on a Balcony (8 sqm) 2020 | Khu Vườn Tám Mét Vuông {SUB}

Her 86m2

12分間の動画に菜園づくりの知恵と喜びをみっちり凝縮

この12分間の動画には、8㎡という限定されたスペースの活用法と、オーガニック志向の菜園づくり、1年を通した野菜の育て方の豊富な知識とノウハウ、そして収穫の喜び、得られる心の豊かさがみっちりと凝縮して表現されています。

動画の内容と経過時間は、おおよそ下記のようになっています。

(1)プランづくり 00:59ごろ

バルコニーで利用できるスペースを実測し、構造上許される面積あたりの荷重を調べて、菜園のレイアウトを検討します。


photo: her86m2.com

(2)レイズドベッドの制作 1:38ごろ

プランターとなる木製の棚を制作。このことで、様々な種類の野菜を栽培でき、身体をかがめることが減るので腰の負担も軽減します。

photo: her86m2.com

(3)ぼかし堆肥づくり 3:05ごろ

料理で出る生ごみをバケツに入れて発酵させる“ぼかし堆肥”づくりです。ここまでオーガニック農法をマスターしているとは徹底ぶりに感嘆します。

(4)苗床づくり 4:20ごろ

ドイツの冬は長く気温がなかなか上がらないので、牛乳パックを使った苗床を室内に置き、種子から苗への生長を促進します。

photo: her86m2.com

(5)植え付け 5:48ごろ

暖かくなったらプランターに植え付けです。ダオさんは、ここでコンパニオンプランツと言われる「相性のよい作物を組み合わせる栽培法」をしています。
本当になんでも知っている人ですね。

(6)イラクサの自然農薬づくりと葉面散布 6:32ごろ

さらに素晴らしく驚いたことにダオさんは「イラクサを刻んで漬け込んだ抽出液を野菜に葉面散布する」というオーガニック農法全面投入で、大量発生したアブラムシに対応します。

(7)夏の直射日光を和らげるトレリス制作 8:42ごろ

真夏のベランダ、バルコニーは水分の乾燥が早く、風も強いと植物には過酷な環境となります。つる性の植物で野菜を守るためにトレリスを自作して設置しています。

(8)収穫。菜園づくりがもたらしてくれるもの 10:00ごろ

驚くほど多くの種類の野菜をダオさんは上手に栽培し、収穫しています。やはり土壌づくりを入念にしているのが効いているように思います。

そして「人はこんなにしなくても野菜なら安く買えるというけれど、食べ物だけではなく心を育てているのだと思う」とダオさんは締めくくります。

photo: her86m2.com

機会を見て、ダオさんの菜園づくりはもう少し細部をていねいに記事化したいと思います。ミニ温室、苗床、レイズドベッド、トレリス、ぼかし堆肥、自然農薬、コンパニオンプランツ、微気象などなど、とても重要な情報がさらっと紹介されていますが、貴重な事例で見過ごせないです。

トゥイ・ダオさんの世界

トゥイ・ダオさんの作品は、賃貸集合住宅での暮らしを楽しむためのDIYインテリアの事例紹介、お菓子、料理から、アウトドア、旅など多岐にわたり、どれも観る人を高揚させる魅力たっぷり。
Her86m2というネーミングの由来は、お住まいの広さが86平米だからと。
親しみがわいてしまいます。

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記事中の写真は全て her86m2.comより。

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