渓谷でインカインチプロテイン。締めは、ほうとうで

日帰り可能な、清流のマイナスイオンいっぱい感じられるところを探して、西沢渓谷へ。

昭和の高度成長期まで、この辺り一帯は、繭生産や木炭で生計がたっていたようだが、繭、木炭の価格が暴落、所得低迷に喘ぐ村が図った観光産業への足がかりが、今ではすっかり名所となっている西沢渓谷だ。

東京オリンピックの年から3年かけて、岩盤に杭を打ち込みロープでぶら下がり、まさに命がけで人跡未踏の地に2.5kmの遊歩道を切り拓いた男たちの労働の様が、慰霊石碑に刻まれていた。

日本の滝百選にもなっている七段の滝、渓谷美を深呼吸しながら目に焼きつけて、守りたく慈しむ存在が迫ってきた往復4時間の散策路をあとにして、、

ひとやすみで、持参のおにぎり、漬物、インカインチプロテインをヤマモモジュースで割ったものを。

インカインチプロテインの味はきな粉の味に似て、甘みも感じる、、

なによりインカインチ搾油後の原料のみのプロテイン、女性に優しい筋力をつけてくれそう。
道の駅で地元の人に、「美味しいほうとう屋さんはどこですか?」とたずねると、

店主さん曰く、「蚕のために、桑の木を育て、裏作で麦が生産され、どこの家庭でもほうとうが主食だった、、」と。

一躍、ほうとうが観光客目当てに、ブームを起こしたが、「昔ながらの家庭の味を提供しているよ」とグツグツと出てきたほうとうは、15種以上もの野菜たちに覆われつくされ、麺にたどり着くまでにお腹いっぱいになってしまうほどだった。

変わりゆく勇気と保ち続ける信念が交錯するエピソードと、人々の営みの跡を目の当たりにすると、足取りも軽やかになる。

吸い込んだ清涼な空気が全身を巡った余韻を持ち帰り、熟睡の谷へ落ちたのも久しぶり。

翌朝もまだ、胃がほうとうに占領されていて、朝食抜き、こんなこともずいぶんと久しぶり!!