オレイン酸が豊富で肌にうれしい ウガンダ産シアバター

自然素材によるスキンケアを行う人が増えました。その中でも人気なのがシアバター。海外大手メーカーがシアバターのよさを世に広めてくれましたが、実は、まだ無名のブランドの中にも、とびきり優れもののシアバターがあるのです。

美肌をつくるオレイン酸を豊富に含むシアの木「ニロティカ種」

ウガンダはアフリカ東部の内陸部に位置し、世界五大湖の筆頭であるビクトリア湖に面した緑豊かな国です。ここは、エジプトまで続くナイル川の源流域でもあります。シアの木の中でも、ここでしか生えない「ニロティカ種」は、人の皮脂に成分組成が近いオレイン酸を他の品種よりも多く含み、なめらかで伸びのよいシアバターを採ることができます。 オレイン酸には、皮膚を柔らかくし、年齢を重ねた肌を若返らせる効果があると言われています。セレンディピティ・トレーディングの「ニロティカ」ブランドは、この貴重な「ニロティカ種」のシアバターに注目して生まれました。

シア本来のクリーム色は、美肌成分が残っている証し

シアバターの主成分は、保湿作用のあるオレイン酸と抗酸化作用のあるステアリン酸です。オレイン酸には、紫外線を吸収する働きもあり、肌に直接紫外線が浸透するのを防いでくれます。 「ニロティカ」のこだわりは、ウガンダ産シアバターを漂白のために化学処理で精製したりせず、あくまでも未精製のまま天然の微量成分を残すこと。そのことで、抗酸化力を持つビタミンEその他の有効成分を生かすことができます。「ニロティカ」ブランドのシアバターは、シアの実が持つ本来のクリーム色をしています。

本文上の写真左側は、「ニロティカ」シアバターに使用される選別されたシアの実です。質の高い実だけを厳選することで品位の高いシアバター作りを行なっています。

現地女性の仕事と収入源になるシアバターです

シアの木は、最初の実をつけるまで平均30年間もかかります。現地ではシアの木は幸運の象徴とされ、女性しか手を触れてはいけない神聖な木です。シアバターを作るには、シアの木の実の中にある「仁」(シアナッツ)をすりつぶして油脂を採りだす作業が必要です。「ニロティカ」のシア製品は、現地女性の手でていねいに作られたシアバターをそのまま日本に直送し、清潔な設備を備えた工場で完成品にしたものです。現地の女性たちの仕事と収入源になると同時に、産地直送のまじりけのないシアバターを安心して調達できる信頼関係を築いています。

住 貴恵さん
株式会社セレンディピティ・トレーディング 代表取締役

セレンディピティ・トレーディングの代表、住貴恵さんはウガンダを訪れた際に、現地で昔から食用から全身の肌の保護まで、万能薬として活用されてきたウガンダ産のシアバターが、他のシアの品種よりさらにオレイン酸を多く含んでいることを知り、製品化を思い立ちました。まる1年間、試行錯誤して、ウガンダ産ならではの伸びと浸透力を持つ滑らかな未精製シアバター100%の保湿クリームを完成。シアバター愛好者の間でも評判となり、リピーターを増やしています。