エコな未来の子どもたちへ

実は行ったことがなかったのです。

エコプロダクツ展。
んー。なぜかというと、やはり主催が日経ということもあり、だいたいの様子が検討つくような気が。

今年は、「よくもわるくも現場主義!」と自分をはげまし、足を動かし、ゆりかもめに揺られ、いってまいりました。

現地で意外な発見あり!
いやー、小学生、中学生の団体ばっかりなんです。

学校の先生に引率されて、企業ブースの前で説明を聞いています。
熱心にメモをとっているのは、レポートの課題がきっとあるのでしょう。
「エコ教育」を行っているものと思われます。

「エコプロダクツ」=産業界のエコの花形は、エネルギーと、自動車です。
エネルギー効率をいかに高めるか、有毒物質を減らすことができるか、
それはそれで、大変な努力が必要であり、それこそプロたちの仕事だ。
がむばれ!ニッポンのエンジニアたち! とエンジンのモデルを見ていると感じます。
NHK「プロフェッショナルの流儀」の世界です。

しかし、工業社会も、「農」が根底で支えているということを、考えさせる機会がほしい。
たとえば手づくり酵素づくりなんて、発酵へのプロセスを体感できるので、将来の科学者を増やすのに格好の教材だと思うのです。

某大ヒットゲームを考案した人物は、熊本阿蘇の山奥でいたずらばかりの少年時代をすごしていたそうです。何もないところで、子ども同士でルールをつくり、ゲームを創造していたと、当時の仲間だったTAO塾主宰の波多野さんが語っていました。
クリエイティブの素は、どんな体験にあるのかという好例でしょう。

そして、こちらのブースのほうは、急に身の丈サイズになります。
手づくり、できることで、取り組んでいる人たち。
こちらの「ほうき」は、もはや工芸品か!と思えるほど、美しいものでした。
神奈川県で制作されているものです。

愛甲郡愛川町中津という地は、昭和の半ばまで、ほうき産業で栄えたのだそうです。

愛川町で育つ、「ホウキトウモロコシ」を材料にして、職人さんが一点づつていねいに編み上げています。
(WEBサイト)
株式会社まちづくり山上