Vege&Fork Market in 柿生

街に日傘模様が賑わう五月の日曜日、川崎市麻生区柿生で開催されたベジ&フォークに出かけてきた。
このイベントは、ベジタブル、マクロビオティック、オーガニックを大事にした食生活をお伝えするというコンセプトで年2回、今年で6年目を迎えている。

小川でザリガニ採りに歓声をあげる子供たちや、緑陰でシートを広げてフードコートの料理を楽しんでいるようなファミリーやらで、アウトドアの絵本のような光景が広がっていた。

ナチュラルクエストの仕入れでお世話になっているお客様も発見。
「ジャスミンを多くいれすぎてしまってー、」と。
色味だけ気になる石鹸を御安く提供されていた。
ジャスミンの成分が多くなり、香りも効き目もお得な石鹸ではあるのに、消費者には実際に見てもらってお話しをしないと伝わりにくい。
ネット通販では伝えるのが難しいことは、時々このような場面で払拭していければいいんだろうな。

思わず目を近づけて触りたくなったのは、こちらの瑞々しく元気なお野菜たち。
なんと、山形出張中の友人が「お酒のつまみ」とメールしてきた写真にあった、”こしあぶら”がある!
聞いたことも見たこともなかった野菜だったので早速検索したところ、
”こしあぶら”、 独特の香りと苦みをもつ『山菜の女王』ともよばれている、、とのこと。
自然の苦み、辛みが大好きなので、「へえー、おひたし、天ぷらなどで食べてみたいな」と、そそられた。

春に出回る苦みがある山菜や野菜には、冬にたまってしまった身体の毒素を排出するデトックス効果があると昔から言われているように、
旬の農産物をいただくということは、人間のライフスタイルにおおいに理にかなっているようだ。
なにより、旬の物をいただくのは美味しいし、身体に沁みわたっていくような血潮の流れを感じる。
ぐんぐんと葉を茂らせる5月の休日の陽光は、情熱と誇りをもって楽しげに生産物を並べる方々に眩しさを与えていた。