桑の実ジャム出来上がり。

桑の木です。
桑は切っても切ってもまた生えていくる。また木になるというところから「桑」と名付けられたそうで、その昔、桑の葉は蚕の貴重な餌となったので至るところで見受けられたはずです。

小学生のころ、ともだちと下校途中に枝ぶりのよい桑の木によじのぼり、必死に手を伸ばして、赤紫に熟した桑の実争奪戦に興じた思い出はついつい語りたくなってしまいます。


そんな思いにも浸りつつ、大人の桑の実収穫ツアーを企画しました。
実の熟し具合はどんなかな?という下見のあと、もういつ出向いてもたくさん収穫できるタイミングで日程を調整して、いざ熟れ頃の桑の実だけ選別して摘む、枝をゆらして下に敷いたビニールシートに振り落とす。そんな作業を繰り返して集めました。

途中、あとひと吹きの風で地面に落ちてしまいそうな実をついばむのも格別の美味しさです。

完熟桑の実を崩さないよう茎を取り除く手間は美味しいジャムへの第一歩。
硬そうな実をよけるのも、同時作業で。


お鍋に桑の実、きび砂糖、「秘蜜」というとびきりおいしい蜂蜜、レモン汁を回しがけしながら、じっくり桑の実果汁を出させ、粒感が程よく残る塩梅で火をとめて「桑の実ジャム」が出来上がりました。

この機会にと、桑の実の効能を検索してみると嬉しいことばかり。
ポリフェノールの一種で抗酸化作用、アンチエイジングに強力に働きかけたり、コラーゲンを安定させるアントシアニンはブルーベリーの3倍ほど、白髪にも、血を補うにもいい食材として中国では約1800年前から漢方薬として重宝されてきているようです。

ほんの小さな瓶詰めですが、ナチュラルクエストでお買い物していただい方、先着3名様まで、この桑の実ジャムを同梱させていただきます。