稲わらで熟成する手作り納豆その2. わらとゆで汁の力

無農薬の大豆を
自然栽培の稲わらで包む

「発酵の里」、千葉県香取郡神崎町(こうざき)をご存じだろうか。
昔ながらの発酵文化を発信する道の駅があり、農のフェス『土の祭典』(主催:トージバ)も開催される大変気になる土地だ。

今回の大豆は、この神崎で穫れた無農薬の大豆。

稲わらは、自然栽培農家さんから分けていただいた物だ。

藁苞(わらづと)に、煮上がった大豆を入れ包み込むと、稲わらに棲んでいる納豆菌が仕事をはじめる。

稲わらのいい匂いに包まれて、
農家の手仕事を体験

稲わら熟成納豆の作り方

(1)大豆を洗い、たっぷりの水で12~18時間浸水する

(2)圧力鍋にもどした水と大豆を入れて煮る

(3)藁苞を作る

(4)藁苞に大豆を入れて包み込む

(5)藁苞に大豆の煮汁をかける

(6)42℃程度で2日間保温し、発酵させる

(7)白い納豆菌の膜がはったら食べごろ

やはり菌の活動には温度が最も大きな影響がある。
こたつに入れたり、発泡スチロールの箱に入れたり、
工夫して高めの温度を保つ必要がある。

あと2日で待望の手作り熟成納豆が!

ゆで汁がたれるので、ビニール袋に入れて、
ひとまず納豆の仕込みは完了。

稲わらのアロマを漂わせながら。まだ納豆の匂いはしない。

「ひだりうま」村上さん、EAST WORKSさん、ありがとう!

藁苞納豆を食べる!>> 続く