2011.9.16up

イラスト/大塚砂織

ハーブ&アロマの手づくりレシピ vol.8 アロマでペットを癒す

ワンちゃんだって、マッサージをせがむ

ペットのストレスを和らげ、健康を保つ

仕事仲間の事務所におじゃますると、そこで飼うワンちゃん3匹がわれ先に!! と玄関にわさわさ!ワンワンと出迎えてくれます。群がってくる彼らをすり抜け、私が打ち合わせの態勢でイスに座るのですが、一匹のワンちゃんはいつも「マッサージしてくださいな~っ♪♪♪」という視線を投げかけつつ擦り寄ってきます。
そう!この子は私がマッサージ屋さんだと認識しているのです。その熱い視線に根負けし、打ち合わせをしながら施術(!)してあげれば、自ら微妙に体勢をずらしつつ「ココはOK、次はこっちネ!」と背骨周りや四肢を私の手にアジャストしてくる“彼”、なかなかコミュニケーション上手です。

このワンちゃんのように気持ちをうまく表現してくれたらよいのですが、共に暮らす動物たちのストレス要因が分からずに戸惑っている飼い主さんも多いようです。そんなとき、マッサージやアロマテラピーはとても役に立ちます。触れることはペットとの信頼関係やしつけにもつながります。精油は「ストレスや緊張から解放する」「ダニやノミなどを防いで皮膚の健康を保つ」「細菌、ウイルスから身体を守る」という効用が期待できるのです。ペットの生活環境や心のケアに、ちょっぴりアロマを組み合わせてみてください。

ペットはデリケート。低濃度での使用を心がけて

犬の皮膚はとてもデリケートです。手のぬくもりを感じさせるだけでも気力アップに繋がったり不安解消になるので、人に対するマッサージのような施術を無理に行わないでください。精油も皮膚に浸透させるのではなく、キャリアオイルにブレンドしてから被毛に少量塗布して、鼻や口から成分を吸い込みやすくしてあげるようにします。

人の何千倍もの嗅覚を持つ犬には、低濃度で精油を使用しましょう。キャリアオイルは粘性が低くさらっとしたもの(ここではホホバオイル)を使用してください。猫は体内に精油を代謝する酵素をもっていないので、猫にとって精油は危険なものです。猫に精油を使用しないことはもちろん、飼い主さんが芳香浴をする場合にも、猫のいない部屋で行うようにしましょう。

How to つくりかた

ペット(犬)のケアアイテム
【材料】 (消臭・殺菌スプレー)
ペパーミント、ジュニパー、
ゼラニウム精油
10滴
精製水 90ml
無水エタノール 10ml
   
【材料】 (犬用マッサージオイル)
ラベンダー、
サンダルウッド精油
2滴
ホホバオイル 20ml
   
【材料】 (犬のお散歩用ノミ・ダニよけ)
レモングラス精油 1~2滴

<消臭・殺菌スプレー>

  • アトマイザーに無水エタノールを入れて、ペパーミント、ジュニパー、ゼラニウム精油を
    単体またはブレンドして(総滴数10滴まで)加え、よく混ぜる。
  • 精製水を加えてさらによく混ぜ、噴霧して使う。

<犬用マッサージオイル>

  • ラベンダー、サンダルウッドの精油を単体またはブレンドして(総滴数2滴まで)。
  • ホホバオイルに混ぜてマッサージする。

※鎮静作用のあるラベンダーやマージョラム、ストレス解消に有用なサンダルウッド等を利用します。

<犬のお散歩用ノミ・ダニよけ>

  • 散歩の前に、レモングラスの精油を首輪やペットウェアに1、2滴垂らす。

※昆虫を忌避する芳香成分の含まれる精油の中で、蚊を除けるシトロネラやベルガモット、
ノミ対策にレモングラス、ダニをよせつけないヒノキなどがおすすめ。

ペパーミント

学名

Mentha piperita

植物分類

シソ科

主産地

アメリカ、スペイン、イギリス

抽出部位

抽出法

蒸留法

主成分

メントール、メントン、フラボノイド

効能

賦活(のち鎮静)、鎮痙、駆風、利胆

安全性

光毒性なし

ペパーミント

香りのタイプ: ハーブ系 / 香りのノート: トップ

ジュニパー

学名

Juniperus communis

植物分類

ヒノキ科

主産地

ヨーロッパ中南部、西南アジア

抽出部位

樹果

抽出法

蒸留法

主成分

アルファピネン、カリオフィレン、ボルネオール、フラボノイド、タンニン、ビタミンC

効能

利尿、鎮痛、抗菌

安全性

光毒性なし

ジュニパー

香りのタイプ: ウッディー系 / 香りのノート:ミドル

ゼラニウム

学名

Pelargonium odorantissimum

植物分類

フウロソウ科

主産地

南フランス、モロッコ、レユニオン、南アフリカ

抽出部位

抽出法

蒸留法

主成分

シトロネロール、ゲラニオール

効能

防虫、緩和、ホルモン分泌調整

安全性

光毒性なし

ゼラニウム

香りのタイプ: フローラル系 / 香りのノート: ミドル

スイートマージョラム

学名

Origanum majorana

植物分類

シソ科

主産地

フランス、エジプト

抽出部位

抽出法

蒸留法

主成分

テルピネン-4-オール、テルピネン、サビネン、フラボノイド

効能

消炎、鎮痛、抗菌

安全性

光毒性なし

スイートマージョラム

香りのタイプ: ハーブ系  / 香りのノート: トップ

サンダルウッド

学名

Santalum album

植物分類

ビャクダン科

主産地

インド、インドネシア、東南アジア

抽出部位

木部

抽出法

蒸留法

主成分

アルファサンタロール、ベータサンタロール

効能

鎮静、利尿、抗菌

安全性

光毒性なし

サンダルウッド

香りのタイプ: エキゾチック系  / 香りのノート: ベース

レモングラス

学名

Cymbopogon citratus

植物分類

イネ科

主産地

中国、マダガスカル、ガテマラ、スリランカ

抽出部位

抽出法

蒸留法

主成分

シトラール、シトロネラール、ゲラ二オール、リナロール

効能

駆風、抗菌

安全性

光毒性なし

レモングラス

香りのタイプ: 柑橘系  / 香りのノート: トップ

ガイドプロフィール

野呂 雅代
ファッションスタイリストの仕事をするかたわら、昨年自宅でアロマトリートメントルームを開設。ヨガ歴6年。チンキ剤作りにはまって何年になるでしょうか。月桃の葉や柚子のたねも私の化粧水には欠かせない身近な材料です。

Shukra

取材協力

グリーンフラスコ自由が丘店

自由が丘にあるグリーンフラスコは、「緑の医学」をテーマに、日本にアロマテラピーとハーブの効用を科学的なデータも重視しながら普及させてきたことで信頼を集めるハーブショップです。

記事一覧

読者の皆様へ

ハーブや精油は医薬品ではありません。医師から処方された薬の代わりに使ったり、治療のために使うことは避けてください。
また、妊娠中の人や重い病気の人、慢性的な病気のある人など、からだの健康状態が気になる人は、必要に応じて医療従事者に相談することをおすすめします。体質や体調、利用法などによっては、健康を損ねる可能性があります。
本コンテンツの取材協力者・編集者ならびに制作会社は、精油やハーブを使用して生じた一切の損傷、負傷、その他についての責任は負いかねます。

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