Chapter 01
「20歳まで生きられない」と宣告された子ども時代
家の中はまるで図書室のようだった
体の弱い子どもだった。「膠原病で、はたちまで生きられないんじゃないかと。だから、遊びもいつでもオミソ扱いで、もちろん運動会は見学、遠足も欠席。でも本人には、まったく(笑)悲壮感なかったわね」 両親は、そんな病弱な娘の好奇心を満たすために、いつも惜しみないサポートをしてくれた。興味を持った場所にはどんなに遠くても連れていってくれ、読みたいという本は海外からでも取り寄せ、家の中はまるで図書室のようだったという。
「定期的に診ていただいたお医者さんには、生理がきたら、もしかしたら丈夫になるかもといわれていたのだけれど、本当にそのとおりだったの。中三で生理になって、それからは体育も普通にできて、高校時代は一杯一杯遊びました。そのころの友だちと、“黄金の額縁にいれたいわね”と言うくらい楽しかった」