小田原市の子ども食堂プロジェクト

全国で、そして身近な街で、子ども食堂の動きが起きていることは耳にしていました。
朝日新聞によると、子ども食堂の解説は急増していて、全国で300カ所を数えるそうです。その半数が、無料で食事を提供しているとのことです。(朝日新聞デジタル「子ども食堂に関するトピックス」より)

「天然酵母パンとオーガニックカフェ ポタジェララ」のオーナー小澤ちひろさんから、小田原市で子ども食堂を試行する企画が、6、7月に行われると聞いて見学させていただきました。

”食”でつながる「子育ち」の居場所づくりプロジェクト、『あったかキッチンマロニエ』という名称で、小田原市と市民の有志がプロジェクトグループをつくり、実験プロジェクトとして実施するものです。

日程は、6/26(日)、7/5(火)、7/14(木)、7/22(金)の4回、場所は、小田原市下府中地区にある、川東タウンセンター マロニエ。

参加費は、子ども無料、大人は300円です。
写真は、7/14(火)のメニュー。タコライス、ヴィシソワーズ、みかんゼリーと梅酵素入りフルーツゼリー、茄子と胡瓜の炒め煮、いんげんサラダ。いずれも身体が喜びそうな美味しさを満喫できます。

食材は、小田原市で有機農業に取り組む農家さんからの野菜、生産物を中心に、他の地域から届いた無農薬栽培のお米など、地域の皆さんのつながりから供給された安心安全なものばかり。

地元のパン屋さん、農家さん、市民の皆さん、市職員の方々の思いがひとつになっての子ども食堂の実験です。そこに至るまでに、行政の方が、何度も何度もアンケートやディスカッションを重ね、意見をまとめてくれて、行政と市民の中の志ある人々の力で、各自忙しい中に時間を生み出しての取り組みです。
プロジェクトチームでは、今回の試行の結果をふまえて、持続可能な子ども食堂の在り方を見出していく考えです。