インド産「アマルマ」の石けん

インド産ハーブの有効成分を凝縮した石けん

気候風土に恵まれ薬草の宝庫といわれるインド南部ケララ州で採れるハーブをふんだんに使い、有効成分を凝縮したのが「アマルマのハーブ石けん」です。アマルマ代表のミシュラ京子さんが、この石けんをつくりはじめたきっかけは、伴侶であるインド人の夫が一時体調を崩したときのこと。「インドに里帰りをすると家族はアーユルヴェーダ医師の診察を受けることを勧めました。受診後の改善は驚くほど早く、アーユルヴェーダの素晴らしさに感動したのです」

この体験から「アーユルヴェーダの知恵をもっと家庭で身近なものにできれば」というミシュラさんは考えました。そして1年間の試行錯誤の末に生まれたのがインド薬草の成分をたっぷりと含んだ石けんです。「アーユルヴェーダというとセサミオイルのマッサージが知られていますが、湿度の高い日本の風土には石けんという形で取り入れるのがよい」とミシュラさんは考え、現在6種類のアーユルヴェーダ石けんをつくっています。

石けんの原料は全て天然素材。ココナッツ油、パーム油、セサミ油、ひまし油、ニーム油のいずれも「一番絞り」の最上級品質の油を使用しています。昔ながらのコールド製法で90日間をかけ、フレッシュなハーブの有効成分を石けんに閉じ込めます。「アトピーがひどかった知人が商品を使った翌日に“久しぶりにかゆみが鎮まってよく眠れた”と言ってくれたのです」。ミシュラさんの品質へのこだわりから生まれる石けんの使用感は格別。お風呂のたびにハーブ有効成分の働きを実感することは間違いないでしょう。

アマルマでは今回紹介した石けんのほかにも、マッサージオイル、精油、クリーム、銅製タングスクレーパー(舌みがき)、銅製ネティーポット(鼻洗洗浄用)などインド現地生産の利を活かしたユニークな製品を取り扱っています。タングスクレーパーを試したところ、使い心地は上々で舌がすっきりするのが快感。アーユルヴェーダの知恵を身近なものにする機会がここにあります。

アーユルヴェーダ石けん

ハンディなサイズにインド産ハーブのエキスが濃縮されています。天然素材100%でありながら、香りの高さは部屋の外まで流れ出すほど。インドの気候で育ったエネルギーあふれる薬草たちの力を感じます。全て現地工房での手づくり。無添加。

ホーリーバジル(トゥルシー)

甘さと酸が入り混じるバジルの香り。インド薬草を代表するトゥルシーは「朝、一枚の葉を食べると病気をしない」といわれます。鎮静、抗菌、免疫力向上作用を持ちます。2,100円(税込)

ニーム

ひんやりとストレスをクールダウンさせる香り。優れた抗菌力を持つニームの働きは、さまざまな肌のトラブルの改善に著効を示すことでしょう。1,260円(税込)

ジャスミン

目の覚める気品ある香り。内面からの活力を呼び起こす力を持ちます。肌質を改善。上質な香水としての恩恵もあわせ持ちます。960円(税込)

ターメリック

ウコンと呼ばれて親しまれるターメリックは、清潔感あるスパイシーな香り。クルクミンをはじめ、シネオール、ターメロン、α-クルクメンなどの精油成分を含み、余分な老廃物を角質層から取り除きます。960円(税込) 

サンダルウッド

濃密で陶酔感のある香り。心を穏やかにし、集中力を高めます。皮脂バランスを整えるのでスキンケアに最適。1,260円(税込)

ラベンダー

穏やかでフローラルな香り。心を鎮め安眠を誘います。緩和、抗菌、鎮痛作用を持つため、インド古代から薬用植物として用いられてきました。スキンケアにも定番の薬草です。960円(税込)アマルマ

豊かな自然と美しい海に面した、旧フランス植民地の名残りがあるポンデチャリーの街に、石けんの工房はあります。アマルマの事業は、農村の女性に雇用機会を提供し、小規模農家や手工芸職人に継続的な仕事をつくるフェアトレードとしての側面も持っています。