腸の調子を整えるハーブとアロマ

カラダのトラブルはお腹から?

「仕事が忙しい」、「会社だとトイレに行きづらい」といったことからトイレに行かず、気付けばもう1週間もお通じがない…。一説によると女性の約50%が便秘に悩んでいるそうです。ご存知の通り、排出しなければならない毒素が体内に貯まると、吹き出物や肌荒れ、腹痛など、さまざまなトラブルがカラダに出てきます。さらに便秘は大腸ガンの遠因ともささやかれています。
今回はそんな便秘を解消するために、日々の生活で取り入れるとよいハーブとアロマをご紹介します。

便秘の4大原因

便秘の主な原因は次の4つだと言われています。

1.水分の摂取不足
1日の水分摂取量の目安は2リットル。水分不足は便秘の原因になるので注意しましょう。
2.食物繊維の摂取不足
人が本来摂取するべき食物繊維を十分に摂っていない現代人が多いようです。
3.腹筋の衰え
運動不足からくる腹筋の衰えは腸のぜん動運動を弱めます。これを弛緩型の便秘と言います。
4.ストレス
日々のストレスが自律神経のバランスを崩し、消化機能を低下させることがあります。これを緊張型の便秘と言います。
便秘になったら市販の薬を飲む人も多いかもしれませんが、それは根本の原因を解決することにはなりません。まずは、日常生活を見直し、お通じをよくしてくれるハーブとアロマを試してみましょう。

日常生活のワンテクニック-食事編-

「毎日、食物繊維を摂らないといけない」なんて思っていたらとっても大変。しかし、特別なことをしなくても、食生活では次のことに気をつけるだけで少しずつ腸内環境は整っていきます。まずは始められることから始めてみましょう。

1.パン食を減らし、食物繊維を多く含むごはん食を増やす
2.生のサラダより腸内の善玉菌を増やす根菜類をたくさん食べる
3.腸内の善玉菌を増やす、漬物やみそ、しょうゆなどの発酵食品を摂り入れる
4.腸のぜん動運動を妨げるカフェインをなるべく避ける

日常生活のワンテクニック-運動編-

「腹筋を鍛えるためには腹筋運動しかない」と思っている方が多いかもしれませんが、実はそんなことはありません。例えば1日30分のウォーキングや散歩でも十分腹筋は鍛えられます。通勤や休憩タイムにウォーキングを組み込んでみましょう。ストレス解消にもつながるのでおすすめです。

今月のおすすめアイテム

初めて香りを吸い込んだとき、あまりにも甘い香りにクラッときたジャーマンカモミール。例えるなら蜜リンゴの香りでしょうか。「そんなハーブでお茶を入れたらものすごく甘いのでは?」と辛党の私はびくびくしていたのですが、意外にもほんのり甘い口当たり。飲みだしてしばらくすると、なんとなく目がトロンとなってきて、癒しの効果を実感しました。リピート決定のハーブティーです。

ハーブティーとオイルマッサージでお通じをよくしよう

水分補給と水溶性食物繊維の摂取、このふたつを同時におこなえるハーブティーは便秘解消の強い味方。また、腸のぜん動運動を刺激するオイルマッサージもしてみましょう。

・ハーブティー
弛緩型の便秘には胃腸に適度な刺激を与えるローズマリーのハーブティーを。肝臓や胆のうを強くして消化を助けてくれるダンディライオンもおすすめです。
緊張型の便秘には鎮静作用のあるジャーマンカモミールか、穏やかにお通じをよくしてくれるローズヒップのハーブティーを飲みましょう。ローズヒップは、通常ひとつまみのところをふたつまみと、濃いめに入れるのがポイントです。

ジャーマンカモミール

ヨーロッパのハーブ療法を代表するハーブ。鎮静作用だけでなく、お腹の張りを鎮めてくれます。

・オイルマッサージ弛緩型の便秘には、ホホバ油50mlにローズマリーの精油を10滴入れてよくかき混ぜたマッサージオイルを使って、入浴後お腹を中心に時計回りにマッサージしてください。
緊張型の便秘の場合は、ローズマリーをリラックス効果があるローマンカモミールやラベンダーに変えましょう。

ローマンカモミール

踏みつけられてもすぐに立ち直る性質を持ち、ストレスを乗り越えるチカラを与えてくれる精油です。

過敏性腸症候群の場合
過剰なストレスによる自律神経の不調で、便秘と下痢を繰り返したり、ひどい下痢になる過敏性腸症候群。この場合は、ペパーミントのハーブティーやオイルマッサージを試してみましょう。マッサージオイルは、左記の作り方を参考に、精油をローズマリーからペパーミントに変えるだけ。やさしくマッサージするのがコツです。
もちろん日常生活も見直すことが肝心。カフェインや刺激物を控え、たばこもやめるようにしましょう。