いきなりコーヒーパラダイス!
from ロンドン(その1)

ハーブティーは身体によさそうなのだが、どうも毎日の主役としては飲めなくて、キッチンには、カモミール、ペパーミント、ローズヒップ、ホーソンベリー、ケツメイシ、どくだみ、ブレンドその他和洋のハーブティーがあり、体調が悪くなると効用で選んで急に救いを求めるのだが、たいてい賞味期限が迫っているか切れている。無精だなと思う。

それに比べ、コーヒーの存在感はずっしりと揺るぎなく、せっせと勤勉に手間を惜しまず毎日淹れてしまうのは、いったいどうしたことだろう。

中学生の頃、はじめてドリップ式のコーヒーを飲んだときの驚きは覚えている。
高校生になってから、マックやダンキンドーナッツの麦茶のようなコーヒーを憎むようになったのは、そのせいだ。

もちろん、若い頃からぜいたくばかり言ってきたわけではない。時間が惜しいからインスタントも、缶コーヒーも飲んでいた。
いまでも定番のドトールが大好きだし、コンビニが力を入れている100円コーヒーもまあいけると思う。

いずれにせよ、コーヒーの一筋縄にいかない味、香り、刺激は、私の毎日の欠かせないルーチンなのだ。

出張でロンドンにいった娘が、お土産に何種類もコーヒー豆を買ってきた。

英国というと紅茶のイメージが強いが、最近の若者たちは、ビールよりもワイン、紅茶よりもコーヒーのほうが好きらしい。

贈られたコーヒー豆の業者をネットで調べると、どこも情熱的にコーヒービジネスに取り組んでいて、Coffee Loverたちがしのぎを削る街ロンドンが思い浮かぶ。

この世にあまたいるコーヒーマニア、専門家のように通なわけでもなく、
できるだけ簡単に安価に、美味しいコーヒーを飲めればそれでよしとしてきた身なのだが、
今回のロンドンコーヒー豆は、とてもいい経験だったので、メモを残しておこうと思う。

コーヒーパラダイス状態になって、
あれこれ飲んだ豆のうち、最も気に入ったのが、OZONE COFFEE。

包装には、ETHIOPIA MORMORA.
Natural,
Ethiopia Heirloom, と記載されている。
OZONEのサイトを調べると、エチオピアのオロミア州グジ地区で栽培された「シダモ」ブランドの豆。
Heirloomというのは在来種という意味。
Naturalは、コーヒーの実を手摘みした後、2~3週間自然乾燥してから果肉を取り去るというプロセスのことで、水に漬けてから果肉を取るWashedと大きく2種の方法があるらしい。
この豆は開封したとたんに、部屋中に華やかなチョコレートとアンズのような果実の香りがした。
このパワフルな香り、ナチュラルプロセスのほうが味が濃密になるというので、そのおかげなのだろう。

テイスト説明は、
Blueberry,
Milk Chocolate,
Cantalope, とある。
ブルーベリー、ミルクチョコレートはわかるとして、カンタロープは調べるとマスクメロンだという。
とにかく、踊り出すように強く、甘く、濃密な香りだ。

ジューシーな中にも、味わいに複雑さもあるので飽きがこない。気持ちを浮き立たせるアロマが、
封を開けて1週間経ても残っているのがうれしい。
OZONE COFFEE、日本にも来て欲しい。

甲乙つけがたいが2番目は、BEAN BERRY COFFEE COMPANY。

HONDURAS
Black Honey と銘がある。
OLIVERIO LARA LOPEZ-MICROLOT は、オリベリオさんのコーヒー畑で、極少量栽培よ、といった意味か。

こちらも開封時にひろがるアンズのような甘い果実のアロマに目が覚める。
カリフォルニア赤ワイン、ジンファンデル種の香りのようでもある。
味はバランスよく甘味と酸味がほどよく交差して、ロースト具合もダーク寄りなのが好きな私にはちょうどよい。

Fruity chocolate with notes of fudge,bergamot,blood orange and a lingering sweet aftertaste.

巧みな表現、フルーティなチョコレート、ベルガモット、ブラッドオレンジ、長引く甘い余韻。

BEAN BERRY COFFEE COMPANYは、オーガニックへのこだわりが強いようだ。
化学肥料も除草剤も使わず、小規模でも良質なコーヒーを鮮度重視で提供しようと取り組んでいる。

TAYLOR St BARISTAS

パッケージがお洒落なデザインの封筒のようだと思っていたら、
TAYLOR St BARISTAは、好みの豆をデリバリーしてくれるサービスに力を入れているのだった。
鮮度重視で美味しさお届け、かつ定期収益ビジネスということか。

BRAZIL, Alto Da Serra
テイストは、Milk chocolate, walnut,dried figs.
品種は、Topazio.
トパージオは、芳醇な甘みと香ばしさに特徴があるというが、その通り。

味はとてもジューシー。
しかし、酸味だけでなく、甘味、木の実の香ばしさが重なるので楽しい。
酸味の強いコーヒーは、あまりカップが進まないほうなので、これは私には新鮮。

これも製法は、Natural。もう、アロマの豊かさならナチュラルプロセスしかない、
という気になってくる。

飲み比べを通してまとめると、

・コーヒーは生鮮食品。焙煎してから2週間以内に飲んでと、いずれの業者も推奨していて、焙煎日を明記している。
・やはり、豆から挽いて淹れるコーヒーはよい。
・手摘みでていねいに「ナチュラルプロセス」で仕上げたコーヒーの風味豊かなこと!
・ジューシー系コーヒーの魅力を知る・・・。酸っぱいだけでない味わいの、知らない世界がまだまだある模様。

続編を予定 >>

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