命の島、屋久島で栽培される完全無農薬の日本茶

1993年に世界遺産に登録された屋久島。この恵まれた自然の中で、完全無農薬の日本茶を栽培し続けているのが、八万寿茶園です。平成13年には有機JAS認定を取得。オーガニックにこだわる海外のバイヤーからも高い評価を受ける、知る人ぞ知る銘品です。

渡邉 桂太さん

八万寿茶舗 代表
日本茶インストラクター

「日本茶こそ、最近よく言われるスーパーフードそのものです。科学的にも証明された身体によい有効成分が多数含まれており、世界に誇るべきものだと思います」日本茶の店舗兼カフェ『八万寿茶舗』を中野区で経営する渡邉桂太さんは、屋久島生まれ。父親が開墾し、経営に携わっている屋久島の日本茶農園、八万寿農園のアンテナショップ、八万寿茶舗を切り盛りしています。「若い人にも、お茶をおいしく飲むための、ちょっとした工夫を伝えて、ひろめていきたいですね」


「東洋のガラパゴス」とも呼ばれる、稀少な固有種が豊富な屋久島

1993年、日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島。九州南方の洋上にありながら2,000m近い高峰が連なる、1500万年前に隆起して現れた巨大な花崗岩の島です。山頂付近は亜寒帯、平地におりると亜熱帯という気候帯の垂直分布。海からの湿った空気が山にぶつかって「月に35日降る」と言われるほど雨量があります。「東洋のガラパゴス」とも呼ばれ、稀少な固有種が豊富ですが、なかでも日本でもっとも幹が太く、樹齢7200年と言われる縄文杉の存在は屋久島の見どころのひとつでしょう。
かつて南方航路の遣唐使は、大陸へ向かう途中で必ず屋久島に立ち寄り水を汲んだと記録に残されています。屋久島は、人と自然の宝の島、美しく厳しい自然の循環が、太古から変わらぬ生命の流れを持ち続けています。

雨にも土にも農薬が含まれていない。屋久島ならでは安心、安全

島の左側、愛子岳の麓に『屋久島 八万寿茶園』があります。ここは、寒暖の差があり、お茶の栽培に適した場所で、茶畑は屋久島の杉林を自分たちの手で開墾して作っており、周囲には田畑がなく、他所から農薬が飛んでくる心配もありません。全ての畑(653アール)が有機JAS認定なのです。ここで、化学肥料をいっさい使わずに、山野草堆肥、油かす、魚粉など、人と大地に優しい自然肥料だけでお茶を栽培しています。
暑い盛りの草取り、茶畑に飛んできた杉や雑木の枯れ葉取り、虫が発生した場所は冬場に一つ一つ手で取り除くなど、お茶の栽培、製造、販売まで一貫して責任を持って力をそそいでいます。大量生産しない、限られた量のお茶だから、目と手と心が行き届くのです。
また、お茶の栽培南限に位置する屋久島は、おそらく毎シーズン、日本で一番早く新茶が収穫できる場所でもあります。

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国産の日本茶で、完全無農薬栽培されているものは「わずか3%」です

お茶の木は虫が好むため、完全に無農薬で栽培することが難しく、日本でも完全無農薬のお茶は全体のわずか約3%ほどしか流通していないと言われています。そうした中、屋久島・八万寿茶園のお茶は、創業以来、一貫して完全無農薬で通しています。そしてこの確かな事実は、安心感と評判を集め、ヨーロッパの著名デザイナーズブランドのショップでも日本茶のブランド商品として、八万寿茶園のお茶が供給されるほどの実力を持っています。
八万寿茶園のショップは、屋久島空港から車で3分の県道に面していて、気軽に立ち寄ることができます。八万寿園自慢の有機のお茶を中心に、『抹茶ソフト』も観光客や地元の方々にも好評です。

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屋久島 八万寿茶園

八万寿という名前は、茶園の開拓した創業メンバー3名の頭文字を組み合わせたのが由来だそうです。完全無農薬にもかかわらず、この地に植えられた苗木が大地にしっかりと根付き、元気に育つ理由は、山林や原野を深く耕した山の土が、茶の木に適しており、病気を寄せ付けないということにあります。
何千年、何百年と屋久島の貴重な生態系を守り続ける屋久杉の根は雨水を貯めこみ、川の流れをつくり、海へ流れてゆきます。その水をたっぷり吸収した茶の木は、雑草や油粕などの自然肥料を栄養として豊かに育っています。