あずきとラベンダーのアイピロー

ラベンダーの香りと温かさで、ゆるゆるに

昔からあるエコなホットカイロ

自宅サロンの施術時や主催しているヨガクラスで愛用している、手作りのアイピロー。ホットカイロにも似て、温めて使う物なのですが、これがなかなかの評判です。そろそろ暖かな季節を迎えるのにまだホット?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、目の疲れを口にするお客さまや生徒さんがとても多く(私自身も!)、このピローを目の上にのせてしばらくすると「はぁ~っ」とゆるんだ声がもれ、気持ちよさがこちらにも伝わってくるのです。疲労をほぐす方法の筆頭に“温めてゆるめる”ということがあります。季節を問わず必要なのだわ、と実感するひとコマです。

お客様さまや生徒さん、そして私自身も感じている目の疲れ…。原因は長時間パソコンの画面を見たり・寝不足やストレス・空気の乾燥などさまざまです。どれも放っておくと血行不良が目の緊張や疲労へ、さらにそれが首や肩・頭のコリへと繋がってしまいます。血行が悪くならないよう瞼を優しく温めて収縮していた血管の緊張をゆるめる手助けの一つ。それがホットアイピローなのだなって思います。

目の血行を良くして 疲れしらずのお顔に!

手作りしているピローの中身は、「あずき(小豆)」と「ラベンダー」のドライハーブ。そもそもは雑誌で“昔ながらの伝承”、“エコなカイロ”として取り上げられていたのを見て知ったのですが、それによると「あずき」は、他の豆類に比べてとても水分をたくさん含んでいるので、レンジなどで温めることで蒸気が出て、カイロになるということでした。

また、「あずき」は空気中の湿気を吸収するので、ある程度繰り返し“チン”してもカラカラに乾燥しないという優れものなのです。私自身、初めて作ってから2年近くお豆の入れ替えはしていませんが、今でもしっかり蒸気を感じます。涼しい場所で保存していたおかげなのか2度の夏越えでもカビたり、虫がつくこともありませんでした。使い捨てのカイロを考えたらこれってかなりお得でエコですね!ラベンダーのドライハーブは香りが弱くなったかなと思った時、1度だけ入れ替えしました。

ピローも洗濯できるように作っておけば繰り返し使えて、エコにつながります。雑誌記事では手ぬぐいやタオルを使っていましたが、私はダブルガーゼと呼ばれる綿素材を選択。瞼にのせた時の、肌当たりの良いふんわり感がお気に入りです。 疲労回復のためには、さらにマッサージやお手入れが必要なのですが、デイリーケアとして目の周りを温めるだけでも、ぜひアイピローを日々の生活に取り入れてみてください。疲れたとき・寝る前の数分。それでも格段に疲労感から解放されます。

【材料】
あずき 150g

ラベンダーのドライハーブ 30g

ガーゼや肌ざわりの良い綿素材 約21×25cm

裏地等で使われている綿素材 約20×23cm

プラスチックのスナップボタン 2ヶ

飾り用のリボンテープ  約8cm

縫い糸  適量

<アイピロー>

  • 1 .ガーゼの2辺にミシンをかける
  • 2 .生地を中表にしてたたんだら、図のように飾りのテープも仕込んで端を縫う
  • 3 .表に返してピローの出来上がり

※内袋をピローに入れたら、口の部分を内側に折り込む

内袋の作り方

  • 1 .生地の2辺にミシンをかける
  • 2 .生地を中表にしてたたんだら端を縫う
  • 3 .表に返したら図の位置にスナップボタンを縫い留める
  • 4 .あずきとラベンダーのドライハーブを入れて出来上がり