ことしの1月のこと。社会企業家ジョン・ムーアさん(社団法人「シーズ・オブ・ライフ」代表)の新年会で、
「50℃の湯で野菜を洗うと、おいしく、きれいになる!」というお話を聞かせてくれ、資料を配布してくれた方がいらっしゃいました。
確かに、その場で見た京菜は、しゃっきっとして、葉がピンと張ってるのです。
洗う前の通常の葉とは全然違います。これはやってみたい。
しかし、そこで思ったのは、「どうやって50℃を計って洗うのか?」ということ。
高価な料理用温度計をわざわざ「50℃洗い」のために買う気はしない。
そして思い出したのが、以前どこかで見た”温度で色が変わる紙(インク)”です。
50℃ぴったりの温度を色で示してくれるカードや物差しみたいなものがあれば・・・。
そんなことが頭をよぎりながら、なんとなく、月日が流れていきました。
すると、最近になって「50℃洗い」の書籍が、怒涛のごとく出版ラッシュになっている模様です。
それらの本にはなんと、「50℃ぴったり適温」を色で示すカードなどのおまけがついているではありませんか。
日夜、ヒット書籍を世に送ろうと執念を燃やしている出版社の皆さんの努力に頭が下がりました。
50℃洗い、かんたんにできるなら、やってみたいですね。
で、改めて、Amazon で50℃洗いを検索すると、書籍がずらりと並ぶ中に、
タニタの料理用温度計がかなりのディスカウントになっていることに
気づきました。これなら1000円しません。
「甘酒」、「どぶろく」(?)づくりの際の温度管理にもこれはよさそうです。
実にいい加減な温度管理でも、米麹がよい働きをしてくれましたが、
さらに厳密な温度管理をすると、もっとおいしい甘酒ができそうな気がします。
温度ひとつで、野菜がよみがえる。
材料の温度を自分の手の内に納める=コントロールできるようになることで、甘酒をじゃんじゃん造れる。
身近なところでやれる部分、まだまだたくさんありそうです。
ほんのひと手間で快適に、おいしく、健康的になる。
これを忘れないように、忘れないようにと思う、立秋すぎの猛暑の夏の日です。