手作り納豆の味
藁に包んだ大豆に納豆菌が棲みついて、
ちょうどよい塩梅になるのは、温度40℃で24時間後。
この温度管理に、ひと工夫が必要。
こたつも出していなかったので、今回は発泡スチロールの箱でに湯たんぽを入れて保温することにした。
出来上がり。(と断言できる自信は、初めてなので全くないのだが)
ワークショップの講師、村上さんの納豆を食べさせてもらった時もそうだったが、
市販の納豆のように、大量の糸を引く感じではない。
それでも、色合いはしっかりと納豆の色。
そして、柔らかい食感、コクのある味わいは、手作り藁苞納豆ならではのもの!
これは、お酒のつまみにするのがよい、と思う。
ふくよかな香りは、大豆と稲わらと納豆菌の活動の協奏曲。
ふだんのご飯にかける納豆は、市販のものが手軽だが、
手作り納豆は一度やってみる価値ありだと思う。
本格的な藁苞納豆でなくても、市販の納豆をゆでた大豆と一緒にしておくだけで、
手作り納豆ができるという。それも試したい。
納豆の効用
納豆を定期的に食べると、循環器系の病気で死亡するリスクが、
食べない人より25%下がる。
(「高山スタディ」調査概要)
・岐阜県高山市の住民約3万人を16年間追跡して生活習慣全般の影響を調査
・1992年に岐阜県高山市に住んでいた35歳以上の男女
納豆に関係する調査
大豆製品を過去1年間にどの程度摂取したか?
(豆腐、味噌、大豆、納豆、豆乳、高野豆腐、油揚げ、厚揚げ、五目厚揚げなど)
結果
・納豆を1週間に1パック食べる人は、まったく納豆を食べない人に比べて、循環器の疾患による死亡リスクが25%低い。
・納豆以外の大豆製品では、死亡に対する影響は見られなかった。
・納豆を多く摂取する人(上位25%群)では、虚血性脳卒中による死亡のリスクが33%低下。
納豆をよく摂取することで、脳卒中特に脳梗塞の死亡リスクが低下することが考えられる。