盛夏の極上調味料、梅酢です。

目が覚めるような赤紫色をして、キュンという音をたてて、全身を軽く絞ってくれるような感覚にしてくれる梅酢、「人と農・自然をつなぐ会」さんによる逸品です。

梅酢は梅干しを漬け込んだ時に自然に上がってくるもので、塩が溶けこんでいます。
このようなルビー色の赤梅酢は赤紫蘇を入れた後、じんわりと出てきます。
梅酢に浸しておいたきゅうりを添えた、ひじきの煮物、いつもの味にクエン酸たっぷりな酸味が加わると真夏の爽やかな味わいに趣を変えます。
梅酢で可愛らしくピンク色に染まった自然薯は、熱い緑茶とのハーモニー抜群です。
なににでもふりかけてしまいたくなる程、飽きない優しい味わい、醤油、みりん、酒、そして梅酢があれば、無尽蔵に近いくらいレシピがあがることでしょう、、

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昭和初期には国立天文台建設候補地にもなったという静岡県は藤枝市滝沢、この土地で40年前から無農薬有機栽培でのお茶作りを数々の荒波にのまれることなく開拓者精神で続けてこられた「人と農・自然をつなぐ会」さんを訪れました。
お迎えにきて頂いた、軽トラックの中で、「昔はこの辺りの川では、うなぎが手づかみでとれたらしいです、、、」
ザンビアで海外青年協力隊として先生をされていたという真っ黒に日焼けした精悍な後継者、杵塚 浩之さんが続けて眼前に広がる深い緑の連山を指して、「あれが我々の茶畑です」

「あんなに高いところにあるんですね、、日々の作業も一苦労ですね、、」

(毎日500メートルの急斜面を登って降りるだけで私の体脂肪率もグンと下がることだろうな、、)

「今は、軽トラックで上がれますが、父の時代は道具を抱えて、歩いて登っていたので大変だったでしょうね」

まもなく小さなアイガモたちが、わっと寄ってくる田んぼが広がり、梅干しや梅酢に使われる赤紫蘇の畑が出迎えてくれました。杵塚農園の入り口です。

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